映画・テレビ

雷桜

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将軍の息子と山育ちの娘の恋という「身分違いの愛」を描いた雷桜を観てきました。時代劇としての評価は、同時期の「13人の刺客」のほうが高かったんですが、人が死ぬのはな~と思ってロマンチックを期待してこちらにしたのです。でも雷桜もけっこう死んだんですけどね。時代劇だからしかたないか。

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将軍の息子といっても、母は狂い死に、自分もカッとなって家来を斬りつけるなど、心の病がある斉道と、山育ちの遊とが巡り会ったのは、斉道が養生のために遊の住んでいる山に近い里に来たからでした。

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山に入ってくる村人を追い払っていた遊は天狗だと噂されていましたが、実はさらわれた斉道の家臣の妹だったのです。山で出会い闘った二人ですが、遊は里に帰ることになり、斉道とふれあううちに恋心が芽生えます。

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二人で逃げようとするのですが、追ってに追われ別れる時が来てしまいました。

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18年後、紀州で藩主になった斉道は遊の兄である家臣の元で亡くなる前に、遊にあげて返された櫛を渡します。兄は遊に形見として渡すために故郷へ帰り、山へ入ろうとするその時、話しかけて来た若者がいました。

今からだと日が暮れてしまうというので炭を焼いているおなごに会いに行くと言うと、かか様のことだという若者を顔を見ると・・・斉道にそっくりだったのです・・。

ロミオとジュリエットの時代劇版ともうたわれていますが、もともと身分が違うのと、二人が死ななかったのと、女に子どもが授かったという点で、悲劇性は随分薄れているのではないかと思います。

女の身分が低くても側室として生きていけないことはないのに、山は離れられないと別れを選び、男の子を産むなんて、女からいえばハッピーエンドじゃないかと思ってしまいました。

家老役の榎本明は熱演でしたが、「悪人」の印象が強く、遊の母親役の宮崎美子は、「悪人」「おにいちゃんのハナビ」つ続けて見たばかりでまたか、と思ってしまいました。まあ、蒼井優も「おとうと」「フラワーズ」に続いて3回目、岡田君も「告白」「悪人」に続いて3回目だし、日本映画の人材の偏り?薄さ?にちと心配してしまいました。

いや、日本映画が元気だということかもしれませんね^^。

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おにいちゃんのハナビ

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なんと愛知県では一カ所の映画館しかやってない映画「おにいちゃんのハナビ」観てきました~。

そんなマイナーな映画をなぜ?それはムービーウォーカーで観て良かったランキング2位になってたからです。

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実話をもとにした映画らしいです。白血病で入院していた妹がめでたく退院したのに、兄は高校卒業以来ひきこもりになっていたのです(ハンサムなのにね~

そんな兄をめっちゃ明るい妹は町へ引っ張り出し、アルバイトをさせたり、成年会にいれようとしたりします。はじめはいやがっていた兄も妹にひっぱられるようになり・・・。

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ひきこもりの兄を優しく見守っていた母でしたが、父親はそんな息子に我慢できずいらいらしているのでした。

このあたり、「フリーター、家を買う」の父親と息子にリンクしますね~。ちゃんと働かない息子に父親としてどう接していいかわからず怒鳴っちゃうんでしょうね。

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地元では毎年花火大会が盛大に行われ、20歳の成人の年の若者も記念の花火をあげるんですが、その成人会になんとか入れてもらいます。

でも妹の白血病が再発し、入院したので兄は妹の「おにいちゃんのあげる花火がみたい」という願いをかなえようと、成人会をやめ、自分で花火師のところに修行にはいり花火を作ります。

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上から、妹の担任、病院の担当医、花火師役です。佐藤隆太は「海猿」に、佐々木蔵之介は「大奥」に、塩見三省は「悪人」にと言うようにメジャーな映画に出てますがこんな映画にも出てたんですね~。あ、お母さん役の宮崎美子も「悪人」に出てましたです~。なんだか役柄がかぶっちゃいますね~。

残念ながら妹は花火を見ることなく逝ってしまうのですが、花火大会当日、兄は、妹の友達、成人会の仲間たちに見守られながら妹の遺影を持って自分で作った花火を見せるのでした。

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新潟県、片貝町の花火は町の人々の思いがこもった特別の花火なのでした。

実話が元なのでなんですが、なぜ白血病の妹がめっちゃ明るくて誰とでもすぐに仲良くなれるのに、健康な兄が友達ができなくてひきこもりになっちゃうんでしょうね~?

「告白」「悪人」「フリーター、家を買う」でもそう思うけど、男の子を育てるのってたいへんやね~

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大奥

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「嵐」のつっこみ担当ニノの主演映画「大奥」観てまいりました~。ニノ担の娘と一緒に・・。

原作のコミックを(立ち)読みしてたので大体のストーリーは頭に入っていましたが、結論としたしましては「ニノ、かっこいい~!」でした。

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恋人役の堀北真紀ちゃんも、恋する町娘にぴったりで可愛かったです~。

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貧乏旗本の長男として剣術の稽古に明け暮れながら、貧しい女たちのために「ただで」子種を提供してやっていた優しい祐之進は、家のためになることを決意し、恋人とも別れ大奥にあがります。

3代将軍家光のじだいから流行ったある疫病のために男の数が激減し、将軍職も女性であったため、大奥は男ばかりの世界でした。

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こんな世界ものぞき、

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大奥で一番の使い手と言われる鶴岡との剣道の試合でも勝ってしまった祐之進は、出世して将軍のお目見え以上になり、ある日吉宗の目にとまります。

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しかし、将軍の初めての相手になった男は殺されるのが慣わしだったのです。それを知らずに詫びる吉宗の名が「信」だと知った祐之進は、最後に吉宗を「お信」と呼んで抱くことを許してくれと願いでます。別れた恋人の名前だったのです。

吉宗はそれを許し二人は結ばれるのですが、十日後、祐之進はお手討ちに・・。

というのは世間をあざむく姿で、吉宗は町人としてお信と生きていけと、祐之進を死んだことにして逃がしてやるのです。

亡くなったと思って祐之進の墓参りをしているお信のところに現れる町人進吉。ハッピィエンドでした~。

柴咲コウの吉宗もかっこよかったです~。すかっとしますね~。男前で。

もう少し背があったらな~と惜しいニノですが、何しろサムライを感じさせてくれる演技でかっこよかったです。さすがですね~。

監督はニノのことを天才とか国宝級とか褒めていますが、それはちょっと褒め殺しかも

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悪人

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カナダモントリオール映画祭で主演女優賞を取った深津絵里がヒロインの「悪人」観てきました~。

原作は読んでないんですが、なんとなく暗そうな雰囲気なので、気分が落ち込んでいる時や、体調がイマイチの時はムリ・・・っていうんで、お天気もばっちり、ファーストデイで1000円の、1日に行ってきました。

思ったとおり暗かったけど、その暗さは「四月の雪」を連想させました。ま、そう思ったのは私だけでしょうけど~。監督の撮影手法が似てるのかもしれません。

妻夫木演じる祐一は、出会い系で知り合った女と会う約束をしていたのに、目の前で他の男の車に乗っていってしまった女にむかつき、後をつけたのです。

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女は金持ちのぼんぼんの大学生の男に媚びるのですが、大学生は相手をする気になれず、夜道に女をおいてきぼりにします。それを見た祐一は、女に車に乗るよう勧めるのですが、男に振られたところを見られた女はプライドから祐一に襲われたと言ってやるとやけくそになって言うのです。

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祐一はおもわず嘘を付くなと女のクビに手をかけて締めてしまい、女は死んでしまうのです。

家に帰った祐一に、光代というやはり出会い系で知り合った女からメールが入りました。佐賀駅で会うことになった二人は、祐一からいきなりホテルに行こうと誘い、光代は「驚きながらも承諾します。

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お金を払おうとした祐一に、光代は本気だったからいらないと答え、去っていきます。

そんな光代に惹かれた祐一は、自分の犯した罪を告白し、自主しようとしますが、光代はさみしさに耐えられなくて一緒に逃げることに・・。

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二人を結びつけた灯台に着いて小屋に隠れてはみたものの、お先真っ暗な状態は変わりません。祐一は追っての気配を感じ、最後に光代を殺すまねをします。クビを締めようとする祐一に警官たちがなだれ込み二人を引き離します。その手と手が無念さを感じさせるのです。

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殺された女の

父親役の榎本明、祐一の祖母役の樹木希林ともに、熱演、名演 でした。

殺害現場で娘の亡霊に向かって頭をなでてやり、「お前は悪くないよ」という場面は泣けました~。

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「告白」を観た時と同じように、原作を読んでみたいと思いました。映画はかなり省略されているので、なぜそうなったのかがわかりにくい場面がいくつかあったのです。

読んでから観るか、観てから読むか、と言いコピーが昔の角川映画にありましたが、結末をしらないほうがドキドキして観れるので、私はどちらかと言うと観てから読む派ですが、細かい部分が分からないという欠点もありますね~。

「四月の雪」のインスが、なぜ妻に浮気されるかわからんほどのいい男だったのと同様、祐一も光代も、汚くしてても美男美女で、もてない役というのがすこおしだけ説得力に欠けたかも?

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食べて、祈って、恋をして

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ジュリアロバーツがプロモーションのために初来日した話題の映画ですね。なぜ今まで来なかったのか?いろいろ言われていましたが、真相は本人のみ知るですね。

記者会見での彼女を見ると、なかなか芯のある感じで、世界一の美女に4度輝いたのも、美しさだけではないぞ!と思わせる物がありました。

映画はレビューを読むとイマイチみたいで評価も高くなかったですが、ジュリアが好きなのと、イタリア、インド、バリと、私が行って見たいところが舞台なので興味もあって見てきました。

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ニューヨークに住むライターのリズは今の生活を物足りなく思い、前に行ったバリへ行くことを思い立ち、一年間の旅行に出かけます。

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夫との離婚で全財産を差し出したんだけど、まだまだ余裕があったようです。

イタリアでは友人たちと「炭水化物ばんざい」と太るのを気にしないでピザを食べまくり、飲みまくります。

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インドではわからないままにヒンズー教の寺院で修行をし、知り合った若い女性の結婚式に出たりします。

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最後にバリに到着。前に会った占い師に会いに行き、アドヴァイスをうけて生活します。

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そしてブラジル人の男性と知り合うのです。

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この男性、肉食臭がぷんぷんしますけど、なんとあのペネロペクルスの旦那様だとか。ペネロペを妊娠させた男ね

実在の人物が書いた旅行記を映画化したものだそうで、視点が本人だからか、ほとんどの場面にジュリアロバーツがいるという、ロバーツファンには垂涎ものでしょう。好きな俳優のこんな映画観たい~

ああ~、恋はともかくとして(ほんとか!?)こんなふうに自由にきままに行きたいところへ行って観光だけじゃなく、そこで生活できるっていいなあ。

でも、今の自分にお金と暇があったらできるのかっていうと、やっぱり一番は言葉の問題だよね~。昔、子どもに英語を習わせてぺらぺらにして外国旅行に連れていこうと考えたこともあったけど、そんな目論見は一瞬の幻だったわ。

お金と時間と言葉と健康と・・・それらをすべてクリアーできてる主人公が最後に幸せをつかむのはお約束なんだろうか・・?

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瞳の奥の秘密

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外国映画で日本語の題名だとなんだか嬉しいですよね~。ま、それだけでもないですが、アカデミー賞の外国映画賞を取ったアルゼンチンの映画だということで、娘と一緒に見に行きました。

去年の「スラムドッグ☆ミリオネア」なんかもそうですが、アメリカ以外を舞台にしたのは、カルチャーショックもハンパじゃなくてけっこう好きです。

物語は、裁判所を退職した男が、25年前の暴行殺人事件のことが忘れられなくて、小説にしてみようと思い立ち、その事件にかかわりのあった昔の上司を訪ねていくところから始まります。

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そして、25年前の映像と、昔を振り返っている現代の二人の姿とが交互に現れるわけです。

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この上司は女性で年下ですが、エリートコースで、高校しか出ていないこの主人公は愛してはいても言い出せずに別れてしまうのです。

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事件は、新婚間もない新妻が、自宅で暴行のうえ殺されます。

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↑映画では血にまみれた全裸が出るので、けっこうショッキングな映像です。

夫は、愛する妻を殺された怒りで犯人は死刑ではなく終身刑を望みます。妻の知り合いが犯人かもしれないと告げられた夫は、毎日駅で犯人が現れるのを待ちます。

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主人公は相棒の書記と一緒に、夫の愛の深さに感心し、犯人を追いつめて捕まえます。捕まえた犯人を自白にもっていくくだりは面白かったです。

しかし、捕まった犯人は、主人公の敵役の恨みでスパイとして働かせるかわりに釈放されてしまいます。

さすがアルゼンチン!暴行殺人者が、一年もしないうちに娑婆に出てきてしまうんです!

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自分と間違われた書記が殺されたのを見て、主人公は遠くへいくことになりました。

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他の男と婚約している彼女に、何もいえないまま、彼は去ります。

そして25年後、上司と話し合っているうちにある疑問に囚われ、彼は夫のところを訪ねるのです。

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銀行員だった彼は、転勤先でずっと一人暮らしでした。いまだに亡き妻を愛しているような夫に、彼はある疑問を感じ・・・

衝撃的な事実が浮かび上がります・・・。

そして、彼はもう一度、かっての上司にやり直したいと申し出るのでした・・・

う~~ん、愛について深く考えさせられます~。外国人の愛って粘っこいんだな~。あきらめるってことを知らない。

瞳は雄弁に心の中を語るのですね~。

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アリエッティvsトイストーリー3

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いえ、vsとは言っても、一週間のうちに続けて見たということで並べてみただけなんですけど

日本を代表するジブリとアメリカ代表ディズニー

どちらが面白いとかではなく、実にそれぞれのお国柄が出ているアニメでしたね~。

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アリエッティのほうは、ジブリならではの細部にわたる背景などの絵と色彩の美しさはさすがです。

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↑お母さんの声が大竹しのぶだったんだけど、見た目がちょっと老けてて可愛いアリエッティのおかあさんぽくなかった。いつもは声優をあまり意識しないんだけど

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上から、竹下景子、藤原竜也、三浦友和、樹木希林ですが、藤原竜也以外は顔が浮かんできましたね~。

わかりやすく面白い流れで楽しめましたが、ちょっと短かったのかあっけない終わりでしたね。将の手術はどうだったんだろう?アリエッティたちは新しいすみかが見つかったのかな?と気にしてしまいました

いっぽう、トイストーリーのほうは、かわいがってくれた人間との別れ、仲間との別れ

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新しい場所が実はとんでもない環境だったこと

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かわいがってくれたアンディと違って、保育園のリトルモンスターたちはやりたい放題、でも捕まってだしてもらえない。

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それを知ったウッディが助けにきてくれて、みんなで力を合わせて脱出。悪者をやっつけるという王道のストーリー。

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実は、1,2を見てなかったんでキャラクターの性格なんかもいまいちわかっていなかったんですが、けっこう3だけでもおもしろかったです。

アリエッティは女の子、トイストーリーのほうは男の子向きと決めつけてはいけませんが、お国柄とともに、そんな感じもしました。まあ両方見ても損はありませんよ~。

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Flowers

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[告白]という、ちょっと重い内容の映画の後は、癒し系だなと思って6人の女優の競演「Flowers」を見てきました。平日だったんで、ひょっとして一人かも?と思いましたが、他にも2人いたのでホットしましたです~

見て良かったランキングも3~5位といいところにつけていましたが、5段階評価は1から5まで割れていました。ちなみに私は3.5というところでしょうか。

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TVCMで↑の6人が出てきますが、どういった関係かまではわかりませんよね?昭和から平成にかけての女の物語なんだろうな~ということくらいかな。

簡単に言うと、蒼井優がおばあちゃんで、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵がその娘、鈴木京香と広末涼子が仲間由紀恵の娘で蒼井優の孫になるんですね~。

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蒼井優は、私の母より10歳ばかり上で、広末が私の娘と同じくらいということもあり、自分自身と重ね合わせて見たりしましたが、こんなに美人ばかりでは現実味がないかも??

蒼井優が、顔も知らない相手との結婚に疑問を感じて、結婚式直前に家から走って逃げ出す場面があるんですが、角隠しをつけた白無垢姿で走る、走る・・・そんなに走っちゃあ着崩れてしまう~~なんて心配しつつもその走力に感心してました。

後を追ってきた母親(真野響子)に諭されて結局は戻り、婚家へと嫁ぐんですが、その相手を見たとたん安堵の表情になったのは女ならわかりますよね~。夫になるひとは三浦貴大で「大切にします」なんて言ってくれるんだもんね~。

竹内結子は幸せな結婚をしたんだけどだんなさんが事故で亡くなってしまった未亡人、田中麗奈は腰掛けOLが普通だった時代に、結婚だけが幸せかと悩む編集者、仲間由紀恵は、身体が弱いのに二人目の子どもを産もうとしてなくなってしまう母親という役でした。

それが昭和の40年代の話。そして、鈴木京香と広末が現代というわけです。

蒼井優の父親役の塩見三省、仲間由紀恵の夫役のイノッチ、平田満など男性陣もいい味出していて見応えありますです。

日本映画らしい、説明があまりない画面で見せる映画ですが、女優のファンの方はもちろん、そうでない方も見て良かったな~とほのぼの思える映画ではないでしょうか?

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告白

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 話題の映画「告白」を観てきました。原作は読んでないんですが、なんだか怖いらしいということで、ホラー映画や暴力映画が大嫌いな私としては悩むところでしたが、観て良かったランキング1位、満点の点が圧倒的とあっては、観ないと後悔かもと、珍しく娘と一緒に行ったのです。

実は、この前に「SEX&THE CITY2」を観にいってたんですが、その記事をアップしようと思っても、言葉が浮かんでこない。映画自体は楽しかったけれど、終わってみれば残るものは西洋人と私たちとのメンタリティの違いに対する驚きだけ・・。で、やめてしまいました。

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この「告白」は予告編などで、生徒に娘を殺された女教師のなんらかの行動なのかなっていうくらいの予備知識しかなかったのですが、冒頭の20分くらい続く松たか子の「告白」の内容に衝撃を感じてから、最後の「な~んてね」まで息がつまる展開としか言いようがありません。笑いも涙も全くなし。

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この女教師の「娘はこのクラスの生徒に殺されたのだ」という一年生の終業式の日の告白にも、クラスの子どもたちは「犯人はあいつだ」と携帯メールで回し合ったり、屋上でいじめをしたり、ざわざわしているのでした。

たとえ殺人を犯しても「少年法」で守られている犯人たちを告発しても意味がないと、教師森口は自らの手での復讐を考えます。そのための「告白」だったのでした。その復讐の手口は驚くべきものでした。

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犯人Aは、2年生になってもクラス替えのない同級生からいじめにあい、Bはひきこもりになってしまいます。いじめに加わらなかった少女も一緒にいじめられます。彼女は、母親に捨てられた犯人Aの理解者でしたが、殺されてしまうのでした。

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学校をやめた森口の代わりに熱血教師を自認する良輝が担任になりました。事情を知らない彼は、引きこもりの犯人Bを家庭訪問して救おうとします。

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はじめは森口の悪口を言っていたBの母親も、良輝が来ると荒れる息子に、来てくれるなと言うのですが、良輝はめげません。そこにも森口の指図があったのでした。。

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そしてこのことが新たな悲劇を生んでいくのでした。

母親に捨てられた子と、溺愛された子、他人を殺すことを何とも思わないこの犯人たちが新たな犠牲者を生むがそれがはからずも自分たちの母親になってしまった・・。

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奇しくも最近女子校で隣の子を刺した事件が起きましたね。この場合はターゲットが決まっていたわけですが、うるさい、うっとおしいくらいで人を殺しかねない心の闇は今の時代特有なものなのでしょうか。

けっして後味がいい映画ではありませんが、オーデションで選ばれたという無名の37人の13歳の演技・・・特に犯人役のこたちの演技と松たか子の演技は必見でしょう。後半のたたみかけるような展開もすごいです。

見終わった後に、3回も見たというAKBの話に「こんなに怖い話なんて無理!」と思った私でしたが、細部を思い出しているうちにもう一回見てみたくなったのでした・・。

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孤高のメス

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この映画は6月公開なんですが、運良く試写会に当たったので、堤真一ファンの友人と一緒に観てきました。彼の映画は、「3丁目の夕日」「容疑者Xの献身」「舞妓Haaan」「クライマーズハイ」「地下鉄に乗って」などたくさんありますが、どれもはずれは無い印象で、これも期待してました。

物語は、仕事に疲れてやる気をなくしていた看護士の独白から始まります。堤演じる当麻医師の登場で、その仕事ぶりに感動、自らも仕事に対する情熱を復活させた彼女の目を通して、現代医療の問題点なども描いているわけです。

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出世などに興味はなく、ただ目の前の患者を救いたいという医師の理想を体現する当麻に対して、手術は下手で患者を思いやらず、夜はバーで遊んでるという医師たち。

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市民病院を応援してくれる市長が肝癌で倒れた時、看護士の友人の先生の息子が事故で植物状態になります。せめて息子が他人の中で生きてくれたらと、母親は当麻に移植手術を願い出るのです。当時、生体肝移植は法整備されておらず、殺人罪になる可能性がありました。

しかし、当麻は周りが止めるのも聞かず、「目の前に苦しむ患者がいるなら」と、手術を決心し、その当麻の心意気に手術チームのメンバーも手をあげ、決行することになりました。

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しかし、対立する医師たちはヒーロー然とした当麻をやっかみ、マスコミに「売名行為」だと情報を流します。そのことで病院に迷惑をかけたくない当麻は手術を成功させながらも病院をやめることに。

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当麻が病院を去る日、みんなで記念写真を撮ります。当麻のおかげで誇りを取り戻すことができた看護士は去っていく当麻に「ありがとうございました」と万感をこめてお礼を言うのでした。

20年後、看護士の息子は医者になり、病院に赴任します。彼が挨拶に入っていった院長室には、その時の記念写真が飾ってありました。

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肝臓移植の場面など、実際の臓器に似せて造ってあり、かなり生々しい映像でした。最初の生瀬演じる駄目医師の手術場面では、血がぴゅーっと吹き出すところがあり、ちょっと嫌だったかな。

私は8時間の手術を経験したことがあり、手術室なども記憶にありありと残っていますが、ほとんどは麻酔の中なので実際の手術がどんなもんかはわかってませんよね。

当麻が都はるみの歌を流しながら手術していますが、ほんとにそんなことあるんでしょうかね~?

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映画としては、面白いんですが、なんか正義の味方vs悪徳医師みたいな構図で、ちょっとその単純さに???でした。原作はけっこう長いらしいので、それを2時間に納めようとすると、どうしても悪役側の細かい感情や事情まで表せなかったのかもしれませんね。

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